コロンブスが「新大陸」(Cuba)探検から持ち帰った物の中で葉巻があります。 葉巻とは言っても当時の葉巻は現代の物とは違い、何層にも重ねたタバコの葉を緩く巻き、紐で縛っただけのものでした。当時のスペイン人貴族達は、このエキゾチックな舶来物の葉巻を好みました。しかし、葉巻は高価で手に入れるのは難しく、極少数のお金持ちだけが楽しめたものでした。

庶民がこの珍しく貴重なタバコを吸うことが出来る唯一の方法は、貴族達が捨てた葉巻の吸殻を拾い集めることでした。その葉巻をばらしては、新聞紙などの紙で巻き直し吸っていました。これでさえも貴重だったのです。そこで庶民たちは、たばこを肺に深く吸いこんで出来るだけ溜める、という吸い方をしました。これがシガレットの起源です。

しかし当時の新聞紙のインクには鉛など重金属が含まれていて、新聞紙でタバコを巻いて吸うのはとても有毒でした。そこで新聞紙に取って代わるもっと体に良い、喫煙専用の紙(ローリングペーパー)が作られました。

Alcoy(アルコイ)は当時スペインの紙産業の中心で、Alcoyのいくつもの工場がローリングペーパーを専門に作り出したのは自然な成り行きでした。

発売当時の「ローリングペーパー」は、大きいシート状の紙で、喫煙者が自分で手ごろな大きさに切って使用していました。しかし、1800年頃にドミニカの神父、(Jaime Villanueva Estingo)が世界で最初のブックレット型ローリングペーパーを開発した事で、全てが大きく変わりました。

1815年になるとAlcoy でブックレット型のペーパーが生産、販売され、ローリングペーパー産業の中心地となりました。興味深い事に、1866年から施行されたスペインの商標登録のうち、最初の10件はローリングペーパーの物だったようです。

ところで、何故ローリングペーパーが真っさらな白なのかご存じですか?当初ローリングペーパーは「Higienico」(衛生的、清潔な)と銘打って売られていました。なぜなら、それまで喫煙に使われていた古びた新聞紙や排紙など、有毒な薬品や重金属を含んだ紙と差別化を図るために、紙が清潔であるということを印象付ける為に純粋な白色にされたようです。

Raw Rolling Papers
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